市民オペラ編

今回の公演(”天国と地獄”)は、函館市民オペラ始まって以来の大成功に
終りました。耳の不自由な方のためにしているはずの字幕が、健常者も
含めた会場全体をリードしてくれたのです。

今までの公演は、お客様から「何を言っているのかわからない」といった
ご意見が多く、どのようにすれば打開できるかということが、最も大きな課題
でした。確かにメロディー上の歌詞を、クラシックの発声法で歌っても、なかなか
伝わるものではありません。

しかし、今年は、「つばさ」の皆様のお陰で、全てのお客様に満足していただけ
ました。昨日の満席の会場で、演奏がないとき、客席に目をやると、ほとんど
全てのお客様が、ステージと字幕を交互にご覧になっていました。
健常者のためにしているのではない字幕を、健常者も頼りにしているのです。
言葉を伝えるということが、いかに難しく、そして大切だということを、改めて
知ることになりました。

おかげで、耳の不自由な方も、健常者も、同じようにしてオペラを楽しんだのでは
ないかと思います。ノーマライゼーションとかバリアフリーといわれる昨今ですが、
本当の意味で、みんなでおなじ場所で、同じ方法で楽しめたのです。
こんな素適なことってなかなかないですよね。

函館市民オペラに出演したつばさメンバーのMさんより